企業経営においては、経営資源である「ヒト・モノ・カネ」の活用の最大効率化を図ることが重要であり、その実態を正確につかむため、常に棚卸しを行っています。棚卸しの重要性は地主さんが営む不動産賃貸業においても同様です。不動産賃貸業の場合、経営資源は個々の物件にほかなりません。健全な賃貸経営、健全な資産保全のためには、少なくとも年に一度は「総資産の棚卸し」をすることが必要です。具体的には、資産の実態をつかむため、土地を利用区画ごとに時価ベースで評価し、資産全体の「貸借対照表」を作成します。
(参考)
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そうすることによって、借入金の比率や、賃貸収入の総資産に対する実質利回りを把握。さらに資産全体のリスクや、経営資源としての事業用資産が効率的に使われているか否かを分析することが可能になるのです。こうして全体像を把握したところで、次に、利用区画ごとに実質利回り、キャッシュフローについての分析を行います。分析の結果、収益性の低い資産は活用方法の変更、ないしは「資産の組換え」なども視野に改善策の方向性を探り、債務超過に陥っている資産については、早急に対応策を検討し、傷口が広がる前に手を打つ必要があります。