リサイクルの阻害要因を取り除くため、従来、多くの市町村では容器包装は容器ごとに細かく分類(ガラスびんの場合は色ごとに分類)して分別排出、分別収集する傾向にありました。この方式においては次のような問題点があります。多くの市町村では、まず分別排出された容器をそれぞれの排出分類ごとに専用車で収集しています。この場合、排出分類ごとに収集車両、収集要員が必要となるため、費用がかかることが問題としてあげられます。さらに、こうして人手をかけて収集したあと、たいていの場合は、色分けの程度が悪いことや金属製のキャップなどの異物が混入していることが多く、そのままでは再商品化することはできません。そのため、市町村または再商品化事業者が、再び手作業を中心に色分け、異物除去を行う必要があり、二度手間をかけています。従来の人海戦術で容器包装を細かく分別排出、分別収集する方式は、住民の協力度が高い場合や、処理量が少ない場合には、効果的といえます。しかし、住民の生活様式が多種多様な都市部を中心に、住民のコミュニティーに対する帰属意識が低い地域においては、分別排出品の品質が悪く、収集や選別に余計な手間がかかることになり、結果としてかなりのコストがかかっている場合が多いことが指摘されます。