準大手・中小派遣会社の課題とは

2011.09.01

準大手、中小規模企業の動きはやや鈍い。派遣の大量生産を志向するその方式は大手とあまり変わらず、差異化に遅れをとっている。とくに、売上高300億円未満の派遣会社の場合にほぼ共通している現象は、大手6社の動向をみすぎている点にある。私は、大手のベルトコンベア方式の派遣に対して中小派遣会社は分業化をやめてセールスとコーディネーションを一体化する方式を選ぶべきだと思う。派遣先企業にセールスに出向いて受注した営業担当者が候補者を自ら人選し配置するほうがミスマッチ率を下げるのに貢献するからだ。いいかえれば、「手作り方式」を採用することはできないのか、大手が入り込みにくいサービスに特化し、付加価値のあるサービスはできないのか、ということである。
大手との格差がこれほどついてきた今、中小規模経営の人材派遣会社が問われているのは、そうした温もりのあるサービスができるかどうかという点にあると思う。